2016年6月11日土曜日

古隅田川と業平橋(5-001、埼玉県春日部市南中曽根・道順川戸)

古隅田川は、さいたま市岩槻区南平野に源を発し、春日部市梅田で大落古利根川に合流する延長4.8km、流域面積14.0k平方メートルの一級河川です。

春日部は武蔵国ですが、その東は下総で、利根川の分岐点の関宿まで下総国が入り込んでいます。

ということで、『隅田川』の詞章である「武蔵の国と下総の中にある隅田川にも着きにけり」が春日部にも当てはまってきます。

旧岩槻街道の古隅田川に架かる小さな橋が「業平橋」で、豊春小学校の角にあります。

解説板や標柱もなく、橋銘板に「業平橋」「古隅田川」「なりひらばし」「ふるすみだがわ」の名がそれぞれ記されているのみです。

「業平橋」はコンクリート製で、在原業平の時代の趣きはもちろんありません。

古隅田川も周りに住宅が建っているところが多く、夏場は画像のように葦が生い茂っています。

もう少し、地元の自治体や観光協会が保全や整備に努めてもよいように思います。

所在地のMap

業平橋

業平橋

業平橋

古隅田川

業平橋

古隅田川