2016年7月29日金曜日

源融の墓(1-109、京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町、清凉寺)

清凉寺の前身である棲霞寺(せいかじ)の寺域は嵯峨天皇の仙洞「嵯峨院」の一部で、嵯峨天皇の皇子である源融(とおる)が山荘として賜った栖霞観(せいかかん)でした。

さらに、清凉寺は「源氏物語」の光源氏が造営した「嵯峨の御堂」に目される寺院でもあります。

僧奝然(ちょうねん)が周から持ち帰った釈迦像を祀るため奝然が歿した後、弟子の盛算が遺志を継いで清凉寺を開きました。

源融は、謡曲『融』の後シテに霊として登場します。

源融の墓と墓標

源融の墓